10年ぶりに錦多峰川河口にサケ釣りに行ってきました。サケ釣りの状況は、苫小牧の釣具屋さんの情報や、いろいろな釣りの掲示板から、まだ釣れている様子はなかったようでした。
しかし、もうすでに大勢のサケ釣りファンが、釣り場に行って、賑わっていることは知っていました。
9月1日から河口規制が入るため、ここでサケ釣りができるのは、残り13日です。8月の暖かい時期に、サケ釣りが楽しめる場所は、そうそうにありません。札幌からも近いので、超人気の釣り場です。
河口近くの車を止められるスペースがありますが、最近は、そこにロープが張られていて、車を止める場所がなくなり、車を止めるのに、かなり苦労しているという情報が、入ってました。
そのため行くのを迷ってましたが、その通行止めのロープが、解除になったという情報を某掲示板から知り、本当かどうかはわかりませんでしたが、とりあえず、行ってみることにしました。
現地到着!なんとか車を止められて一安心!
高速を飛ばして、苫小牧西インターで降ります。国道36線を目指して、5~6分ほど走り、36号線に出て、白老方面に向かって右折したら、すぐに錦多峰川(ニシタップ川)があります。

橋の上から見た錦多峰川河口です。すでに大勢の釣り人の姿が遠くに見えます。

川にかかっている錦岡橋の手前の左側に、小さな道があり、そこを入っていきます。

もうすでに、たくさんの車が止まっていました。国道から入ってすぐの右側に止めました。川に降りるのに近くて楽でした。

左側にもたくさんの車が止まっていて、平日と言えども、朝のピーク時は、かなりの混み具合いでした。

道をそのまま突っ切ると、海岸に出られます。

錦多峰川河口の左側の堤防近くに車を止められるため、奥にもたくさんの車が止まっています。

海岸ではサケ釣りのぶっ込み(投げ釣り)の竿が何本も並んでいました。

平日だというのに、大勢が釣り人が次から次と、入れ替わり、やってくる!
午後3時に現地到着。車を止めて、準備を済ませて、川を渡り、釣りを開始したのが午後3時半頃でした。
すでに、大勢の釣り人が竿を振っています。すでに先に到着した仲間から、1本上がるのを確認したという報告を受け、よしやるぞと気合いが入りました。

左側の堤防にいる人たちは、遡上するサケをタモで捕ろうとしている人たちです。タモの人たちも、サケはあがっていませんでした。(注1)
(注1)漁業法の遊漁者等の漁具漁法の制限において、北海道の場合は、タモでの遊漁は禁止されていませんが、タモの使用はタモ網の網口および長さの最長部が40センチ未満と定められています。

時間が午後5時を過ぎても、いっこうに釣れる気配がありません。全体が0匹です。
色々やっているうちに、課題が出てきました。自分の浮きルアーが、周りの人より飛ばないことです。実際、浮きルアーが飛ばないと、トラブルが起きやすいのです。それで、なにかと気を遣いました。
飛ぶ人は、手前に来た浮きにかぶせて(交差して)、奥へ遠投すれば、お祭り(ラインが絡むこと)は、回避できますが、飛ばない人は近くに戻ってきた、浮きと浮きとの間に正確に入れないと、即、お祭りになってしまします。
コントロールが大事になってきます。とはいえ、この夕方の時間は、それほどの混雑していなかったので、そこまで言うほどのものではなかったです。
結局5時頃までは全体でサケが1匹もあがりませんでした。
場所移動 右側の堤防の先端で気持ちよく竿を振る!
ここは以前、momoさんが3本上げた思い出深い堤防です。サケがかかると、サケの泳ぐ方向をコントロールして、堤防の右側に泳がせ、海岸まで移動して、砂浜で上げるのがベターです。
サケに右左に動かれると、最後にはテトラにラインが絡まって、終了となってしまいます。タモで上げる方法もありますが、けっこう難しいです。
前回はサケを2本、テトラに絡み、バラした痛恨の記憶もあります。

ここはサケの取り込みにリスクがありますが、それを上回る良さは、景色などのシチュエーションです。
海全体を見渡すことができ、サケのハネや、もじりを見つけることができます。群れを確認することもできます。もちろん状況が許せば、そこを狙うことができます。

ただ、ここでの問題も、momoさんの浮きルアーの飛距離でした。飛ばす人は、左側の砂浜から投げてくる浮きルアーと、左側の堤防から投げてくる浮きルアーの上方を狙って、左方向にかぶせて、投入できます。
そうすると、ルアーを流す時間も長くなり、狙いたいポイントを通すことも可能になります。飛距離がないと、海の正面に投げなくてはならなくなり、河口の中心から右方向に、どんどんずれていきます。
河口の砂浜では人数は減りましたが、粘っている人が何人かいます。1本だけ上がったようです。

午後7時近くになり、右堤防先端は、かかっても、すぐにはずれるバラしが2回あっただけでした。
とりあえず、休むことにしました。夜中2時からの海岸に立って、場所取り兼、釣り開始を予定して、車中泊です。おやすみなさい。
結局、午後3時から7時までで、全体で確認できたのは1本でした。
夜中に車が途絶えることなくやってくる!
車で寝ていても、車が入ってくるのがわかります。大きい音量で音楽をかけてやってくる人もいれば、ずうっとエンジンをかけっぱなしで、エンジン音がうるさい車もあります。
車内を完全に遮蔽できない車は、アイマスクは必需品です。さらに耳栓があれば、熟睡ができると思います。
夜中の2時過ぎに再び海岸へ!気合いを入れて釣るぜ!
午前2時に起き、車から出ると、なんだか駐車場(注1)にいる人たちも、慌ただしそうです。ウェイダーを着た人が、何人も行き来しています。
(注1)駐車所と記載していますが、その場所はどなたかの私有地です。決して駐車場があるわけではありません。
海岸に出ると、釣り人はすでに大勢いました。真ん中あたりに入れてもらって、釣り開始です。
海水面はネオンで一杯です。浮きルアーの浮きにつけたLEDケミボタルが威力を発揮しています。赤色や緑色のケミボタルの他に、点滅しているケミボタルもあります。
それでもたくさんのLEDケミボタルがありすぎて、はじめ投げるのに躊躇しました。
真っ暗い中で、変な方向に投げてしまったり、変な回収の仕方をすれば即、トラブルです。慎重に他の浮きの動きを確認した上で、投入します。
だんだん慣れてくると、周りの人たちとリズムを合わせて、投げられるようになりました。

1本だけサケが上がるのを確認できました。
やっと午前4時半を過ぎた頃から明るくなり出しました。しかしサケは周りを見渡しても、一向に釣れてません。
どうしたんだ~ サケよ~

何度も言いますが、ここでもmomoさんの飛距離の無さを痛感することになりました。遠くに飛ばした方が、トラブルが少なくなります。
それよりもなにも、遠投した方が沖目のサケを狙えるので、チャンスが格段に上がります。

午前6時過ぎに再び右側堤防の先端で釣る!
左側堤防は、先端で浮きルアーが数名と、かなりの人数のタモおじさんたちがいました。右堤防は人気がなく、4~5人くらいの人が釣っていました。少し人数が減ったのを見計らって、そちらに移動しました。
2人の方が、右側を狙って投げていました。話を聞くと、もじりと背びれが見えるというので、一緒にやらさせてもらいましたが、小さな群れは離れて行ってしまいました。
午前8時になりました。そうこうしているうちに、釣り人はどんどん減っていきました。

サケが上がったのは、あれから確認0匹です。なんと、サケがいなかったのです!

駐車場に戻ると、車の数はそれほど減っていませんでした。次の戦いに備えて、休憩してる人が多かったです。群れが来ることを信じているのでしょうか?釣れることを祈っています!!
帰り際、左の堤防にいたという人が戻ってきて、沖に群れがいたけど、もう少しのところで届かなかったと、残念そうに言ってました。
今回は前哨戦 まずは課題を解決するのだ~!
大きな課題は浮きルアーの飛距離アップです。これから、積丹を中心に遠征に行こうと思っているので、これについては、どうしても解決しておきたいです!

momoさんのサケ釣り経験年数は約30年近いです。主に古平川河口、美国漁港で修行しました。年間30本以上釣った年もありました。釣りスタイルは基本的に磯竿+浮きフカセです。なので、最近の浮きルアー事情にうとかったです。
今回使ったタックルです。シマノの4000番のリールにPEライン3号。ルアーはダイワの50gと60gを主に使用。浮きはダイワのアキアジ3Lと後半はダイワのアキアジLL。ロッドは長年愛用しているダイワのファントムSで振り出しのロッドです。ルアーは50gまで対応です。

今考えていること。まだ漠然としていますが、ルアーは50gまでにして、形状を小さめにする。ラインをPE3号からPE2号以下にする。浮きフロートをもっと小さめにする。ロッドを長めにし、柔らかいロッドにする。等です。
課題を改善できたら、ぜひ報告したいと思います。今回はmomoさんも、一緒に居合わせた錦多峰川河口の釣り人も、99%の人がボウズでした。残念!!
どうか今から、みなさんに、たくさんサケが釣れますように!!ついでにmomoさんにもサケが釣れますように!
近いうちリベンジしますよ!!








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