ベースボールグリップはテンフィンガーグリップのひとつです。グリップをベースボールグリップにすると、意外とメリットが多いのです。
メリットは怪我をしづらい、右手を使いやすい、クラブヘッドに力を伝えやすい等です。
よくベースボールグリップにしたことのない人が、ベースボールグリップにすると「右手を使いすぎることによって、手が返りすぎるため、フックやチーピンが怖い」と言う人もいますが、実際にベースボールグリップをしてみると、その逆で、手が返りにくくなります。
そうは言っても、今までベースボールグリップにしてみようと考えたことがない人が、ほとんどだと思います。
テンフィンガーグリップとは?ベースボールグリップとは?
プロゴルフ界ではテンフィンガーグリップにしている人は、男子では時松隆光プロが有名です。女子では勝みなみプロが有名です。
テンフィンガーグリップは、オーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップのように、右手小指を左手に絡めないで、10本の指で握るグリップです。
テンフィンガーグリップは左親指をグリップの上にのせますが、ベースボールグリップは野球のバットを握るのと同じように、左手5本、右手5本でグリップを握ります。
ベースボールグリップは怪我に強い!
以前はmomoさんもオーバーラッピングで握っていました。それが当たり前だと思っていたので、何の疑いもなく握っていました。
練習をたくさんした後、右手小指が痛くなったり、左手親指が痛くなることがありました。
また、ゴルフ場で思い切りダフった時など、手にすごい衝撃を受けました。折れたのかと思うくらいの痛みが走りました。いずれ治りましたが、指と手首が回復するまで、かなりの時間がかかっていました。
特に右手の小指がいつも痛くて、困っていました!
ベースボールグリップにしてからも、当然ダフることはあります。とんでもない衝撃を受けて、手が大丈夫かと思う時もありました。
しかしベースボールグリップが幸いして、痛みは手首だけで済んでいます。指が痛くなることはありません。
決してダフっていいとは思いませんが、以前より気が楽です!安心して、振り抜けます!
最近では丸山茂樹プロも怪我からの復活をかけて、ベースボールグリップにしています。
ベースボールグリップとの出会い
ゴルフを始めてからずっと、グリップがしっくりこなかったので、左手主導とか右手重視とか、色々な記事を参考にしても、そもそも右手に力が入りづらく、左手で打つイメージしかなかったでした。
そのため、左手主導のイメージで、左手を使おうとすると、身体が起き上がってしまうことがよくあり、その結果スライスに悩んでいました。
自分の伸びしろに限界を感じていた頃に、面白いプロが彗星のように登場してきました。その人の名前が時松隆光でした。
正確なショットとパットで、2016年に初勝利を挙げ、2018年まで毎年1勝ずつ挙げている安定感抜群の選手です。身長は168センチの小柄なゴルファーです。
時松プロの幼い頃からの練習風景をテレビ番組で見て以来、すっかりファンになりました。
時松プロのグリップがベースボールグリップでした。自分も試しにやってみると、意外にもしっくりきました。
しっかり握れて、力を入れて振れる気がしました。練習をして、コースに出て、特に困ることも、不便さも感じなかったので、ベースボールグリップにすることにしました。
女子プロの勝みなみプロもテンフィンガーグリップです。彼女は左手親指をグリップにのせます。
その後、時松プロを指導した、桜美ゴルフアカデミー代表の篠塚氏の著書 「10本の指で握る テンフィンガースウィング」の本を購入して、練習しました。
時松プロの現在の理論と全てが同じわけではないですが、とても参考になりました。
ベースボールグリップにしてから、まず指が痛くなることがなくなりました。右手で打つことができるので、球を払うイメージができやすいです。
アプローチやパターも右手主導になって、イメージを持ちやすくなりました。
スイング中に右手を意識できるので、フェースコントロールがしやすいです。
ちょっと最近お悩みのゴルファーの方、一度ベースボールグリップを試してみてください。
実際にやってみると、ちょっとした左手、右手を感じる練習方法としても良いし、グリップの大切さや、グリップの位置や握りの意味を再確認できますよ!
みなさんもぜひチャレンジしてみてください!!
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