momoさん講座 渓流ヤマメえさ釣り 本当は教えたくない釣りしかけとナチュラル釣法!

楽しい釣り講座
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自慢じゃないけれど、ヤマメ釣りに行ってボウズを経験したことは、ここ20数年、記憶にありません。そのくらい、ヤマメ釣りには自信があります。

ヤマメ釣りに行って、同伴者は30匹くらい釣ったのに、自分は数匹といった、そんなくやしい経験はないですか?

この釣り方を知れば、確実に釣果は倍になるでしょう!

おもりを極力小さくする。全てはこれから始まります!

ヤマメ釣りの専門書やヤマメ釣りのホームページで、紹介されているヤマメ釣りの仕掛けや釣法は、使用する竿が長く、おもりは重いおもりを使用していることが多いです。

たぶん対象としている川は、大きな本流を想定して、説明しているようです。しかし、実際にヤマメが釣れる川は、本流よりも支流がメインです。

ルアー釣りなら、ヤマメを大きな川で狙うこともありますが、えさ釣りでは基本、支流がターゲットになります。

みなさんはヤマメ釣りをするときに、大物の尺ヤマメだけを狙っているわけではないですよね。もし、大物だけを狙っているという方は、この記事を読んでも意味がないかもしれません。

これから説明するナチュラル釣法はヤマメを数多く釣るための方法なんですから・・・。

支流は川幅が狭く、川の周りは木々が生い茂り、小さな落ち込みが無数に連続するような川です。

そのような川で、長い竿を使用し、重いおもりで餌を流すと、どうなるか想像してみてください。

あっという間にトラブルの連続!

竿は木や枝に引っかかり、道糸はぐじゃぐじゃ。針は川底の石や藻に引っかかり、アタリも何もわからない。そんなことが起きます!確実にそうなります。

釣りどころではなくなります。トラブル続きに戦意喪失となります!

竿について

まず竿の長さは行く川によって選びますが、基本2.4mです。さらに川の状態によって、2.7mと3.2mを用意しておくといいでしょう。

ズーム竿はできればNGです。例えば2.8m~3.6mの3段階のズーム竿を使った場合、3.6mで使う分には、扱いやすいです。

しかし2.8mにして使うとバランスが悪くなり、手返ししたときに竿の反応が悪くなります。また2.8mの竿としては手元が重くなるので、使用すると違和感を感じます。

また、瞬間的に合わせるヤマメ釣りでは釣果が期待できません。

ただし、釣行の途中で深い落ち込みの絶好ポイントがあり、落ち込みの奥に、餌を深く沈めて流したい時があります。持参の竿の長さでは対応できないときがあります。ズーム竿はそういうときに有効です。

しかし、ちょっと手間ですが、予備の長めの竿を持参し、その竿に取り替えて釣ることをおすすめします。先ほども説明したように、竿の反応が違うからです。

竿はカーボン含有率90%以上は必須です。私はこれが一番大切なことだと思っています。

竿を買うときは竿のスペックをきちんと確認してください。プラスチックケースに表示されています。なお、カーボンの含有率はあまり竿の値段と比例しないので、ブランド名に頼らないでください。

実際に2000円台からカーボン90%以上の竿があります。

竿を伸ばして、必ず振ってみてください。振った後、竿の揺れがいつまでもゆらゆらしているのは、カーボンの含有率が低く、グラスが多めです。

振った後、気持ちよく元の状態にすぐ収まるのがいいです。

そうでないと、餌をポイントに流した時に、竿先で水面をたたいてしまう可能性があります。また、思ったところにコントロールして餌を投入しづらくなります。

針はずっと秋田狐を愛用しています。この針はとても優れていて、外れづらいのと、餌がとれにくいのが特徴です。

他にも針は種類が豊富ですので、お好みで選ぶといいです。

このサイズの針だとハリスはだいたい0.4号から0.6号です。

このように秋田狐の針は、細長くなっています。

おもり

おもりは本当はつけなくてもいいぐらいなのですが、流れが速いときと深く沈めたいときは、まだ私の技術ではおもりが必要です。

おもりはかみつぶしのガン玉おもりです。8号まで売っています。

一番小さな8号を使うことがおすすめです。

極小おもりなので、これで大丈夫?とみなさん半信半疑になりますが、実際使ってみると、使用する意味がはっきりわかります。

針のハリスにラジオペンチで、ガン玉を固定します。

このようにあらかじめガン玉をつけた針を、何セットも用意しておきます。現場での作業は困難です。

このようなケースです。

道糸

道糸は1号で十分です。メーカー等、基本どんなものでもかまいません。

道糸とハリスは直結びです。

玉結びで2回ほど縛ると大物が釣れても、ほどけることはありません。

目印

以前はセルロイド製の目印を使用していましたが、トラブルが多いので、目印ひもに変えました。準備も簡単なので、重宝しています。

適当な長さに切って、二つ折りにして、道糸の下に置きます。

ひもの先端2カ所を輪に通すだけです。

強く引っ張り、水で濡らして、きつく締めます。余分な糸は切り落とします。

目印は2カ所につけます。ハリスに結んで、水中の動きを見る目印と、道糸に結んで、水面から出して、針を水中に沈める長さを一定にするための目印です。

リリアンと道糸をつなぐ

穂先のリリアンの先に玉結びを1つ作ります。

道糸の先端に一つ目のチワワを作ります。

さらにその下に2つ目のチワワを作ります。

2つめのチワワの輪に、道糸を二つ折りにして通します。

2つめのチワワに通した、二つ折りにした道糸の隙間にリリアンをくぐらせます。

道糸を引いて締めると、しっかりリリアンに道糸が固定されます。

木に引っかかった場合などに、1つめのチワワを引っ張ると、道糸はするするとリリアンからはずれる仕組みになっています。

仕掛けの収納

仕掛けは仕掛けホルダーに巻いて、竿にくくりつけます。

いつでもスタンバイオッケーになります。

これは板おもりです。深みに早く沈めたいときに、おもりを切り取り、ハリスに巻いて使います。

指でちぎれます。

ナチュラル釣法 その1

ヤマメは餌を口にくわえて、違和感を感じたらすぐ吐き出します。その速さは0.2秒と言われています。

ヤマメの動きを川の上から見ていると、その動きは戦闘機のようです。黒い影が一瞬にして、移動します。目で追えない速さです。

アタリの取り方、感じ方はいろいろな場合があります。

1つ目は、アタリは水中に沈んでいるハリスに結んだ目印の動きでとります。流れと違う方に動いたり、止まったり、回ったりしたときです。

2つ目は、水面から出ている2つ目の目印の動きです。その違和感で合わせます。

3つ目は道糸を通して感じた竿の抵抗や魚信です。

4つ目は、アタリを感じなくても、竿を上げるときは必ず、手返しをすることです。それほど、ヤマメのアタリは微妙なのです。

ナチュラル釣法 その2

ヤマメ釣りがうまくなりたかったら、とにかく合わせることです。釣れない人は、アタリがとれません。ですから合わせなくなります。ヤマメは一瞬でも合わせるのが遅かったら、まず釣れません。

おかしいと思ったら即座に合わせることです。それが実はすごく難しいのです。

そのためナチュラル釣法ではおもりを極力小さくすることで、アタリは全て魚だと思って合わせることができます。

ガン玉8号を使うと、石や草に引っかかることが少なくて、違和感は全て魚だと信じて合わせることができます。

余計な勘ぐりや心配がないだけに、合わせるタイミングが早くなります。そして、合わせる回数が圧倒的に多くなります。

人間、集中力はそうそう続きません。釣れている人は釣り上げるための準備や心構えをするため、集中できますが、釣れていない人は、心の準備ができていません。

そもそも自分の感覚を信じていません。ですから、なおさら合わせなくなります。悪循環です。

そして、たまたま釣れた場所にこだわって、何回も何回も同じ場所に餌を流します。ヤマメは個体差があり、縄張り意識も強いので、同じポイントからそうそう何匹も釣れません。

釣れる人は、その日の傾向を探って、こまめにいろいろなポイントを流します。結果、釣果がどんどん上がります。

集中すると、目印や魚信がなくても、気配だけで釣れることがあります。

集中できているときは、ヤマメを気配だけで釣れることがあります。うまく説明できませんが、魚がきているのがわかるときがあるのです。

そういうときは、自分でも不思議な気分になります。そして、とにかく楽しいのです。

3時間ほど釣った釣果

浜益方面で
余市方面で

美味しくいただきました!

ヤマメの唐揚げです。サクサクです。頭も骨も全て、美味しく食べられます!

ビールに最高です!!

ニジマスのムニエルです。バターの風味でニジマスの美味しさが引き立ちます!

釣り道具で迷っている人は参考にしてください。↓

渓流ヤマメ釣り 1万円でそろえるおすすめ道具!

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